スカーレット143話の無料動画と見逃し放送配信情報! 喜美子 さだと圭介との再会

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スカーレット143話の見逃し配信動画の無料視聴方法やあらすじを紹介します!

喜美子は理香子に出来上がった皿をプレゼントしようと病院を訪れる。
しかしベット脇で理香子と話をしていると、闘病中の智也の容体が急変する。
智也はね大崎先生の懸命な処置もむなしく亡くなってしまう。
帰宅して、ショックを受けた喜美子は武志に伝えるかどうか八郎に相談していると、荒木さだと酒井圭介が訪ねてくる。

●滋賀県立病院・病室

喜美子「おはようございます」

看護師「おはようございます」

理香子「私にですか?」

喜美子「よかったら」

理香子「ええお皿ですねぇ」

喜美子「ハハハッ」 「よかった~」 「ありがとうございます」

理香子「智也」

智也「寒い…」

大崎先生がやってくる・

理香子「智也!」 「大丈夫やで!」

大崎先生「お母さん 落ち着いて下さい」

理香子「先生!」

大崎先生「あちらに」

理香子「先生! 智也が!」

大崎先生「智也君?」 「智也君 分かるかい?」 「急いでバイタル測って」

看護師「はい」

●「かわはら工房」

武志はろくろの傍らの水挽きに指を突っ込んで、できた水紋と指を眺める。

武志「うん」

再度、作陶の作業にはいる。

●川原家・母屋

(電話の着信音)

八郎「はいはい」 「はい 川原ですぅ」

さだ「もしもしぃ」 「川原喜美子さん おられますぅ?」

八郎「あっ 今 出かけておりまして…」

さだ「あら~」 「今なぁ 信楽に着いたんやけど…」

八郎「えっ」

さだ「荒木いいます」

八郎「あらき…?」

さだ「荒木さだですぅ」

喜美子が病院から帰ってくる。

八郎が玄関から出てくる。

八郎「喜美子」

喜美子「あっ」

八郎「遅かったやん」

喜美子「ちょっと 話 してもええ?」

八郎「うん?何?」

喜美子「ちょっと…」

喜美子は八郎を玄関内に引き連れる。

八郎「亡くなった?」

喜美子「武志と同じ病気の安田智也君いう子や」

八郎「入院した時 向かいのベットやった…」

喜美子「そや」

八郎「亡くなったんや…」

喜美子「武志連れて行ってくるわ」 「ほんで向こうでごはん食べてくるし…」

八郎「あっ ほんで電話あった」 「お客さんや」

喜美子「誰?」

八郎「あらき…さださん言うてた」

喜美子「ええっ!」

さだの声が聞こえてくる。

さだ「喜美ちゃ~ん!」

圭介「よいしょ…」

さだ「ここやったんなぁ」

圭介「足元 気ぃ付けて」

さだ「ああ もう ここ狭いなあ」

喜美子「ご無沙汰しております」

さだ「あ~!」 「喜美ちゃ~ん!」 「アハハッ」

八郎「先ほど お電話で…」

さだ「ああ~」

八郎「初めまして」

さだ「ああ?」

喜美子「元旦那です」

八郎「フッ」

さだ「もう~ちょっと!」 「ハハハッ」

喜美子「入って下さい」 「入って下さい」

さだ「あ~お邪魔しますぅ」

喜美子「どうぞ どうぞ」

圭介「お邪魔します」

さだ「へえ~ここが喜美ちゃんの…」 「ここで喜美ちゃんは生まれて育ったんやねぇ」

喜美子「ほんま もうびっくりしましたよ」

さだ「ちゃうのよ」 「もう 驚かそ思て来たんちゃうよ」 
  「圭ちゃんとなかなか日程が合わへんかったんよ」 
  「ほな 今朝や 急に今日やったら時間とれますいうて連絡してきやってな?」 
  「ほな 行こかいうて慌てて出てきたんよ~」 
  「せやから 何かこんな いきなりみたいになってしもて…」
  「あんたのせいやん」

圭介「えっ」

さだ「っていうか 」 「何でうち一人でしゃべってんの」 「しゃべりぃな」

圭介「あ…」

さだ「もう」

八郎と武志が玄関から入ってくる。

喜美子「あ…」

さだ「あ~」 「いやいやいや」

喜美子「悪いな」

さだ「あらららら」

喜美子「忙しいとこ」 「ご挨拶だけでもな」

武志「初めまして」

さだ「初めまして 荒木です」

圭介「酒田です。初めまして」

武志「どうも」

喜美子「息子の武志です」 「ほんで 改めて 八郎さんです」

八郎「どうも」

さだ「はい」

喜美子「お母ちゃんが大阪で働いてた荒木荘の荒木さださんや」

さだ「フフフッ」

喜美子「乳バンド作ってましたねえ」

さだ「懐かしいなあ」 「ブラジャーな」

喜美子「そや」

さだ「アハハハッ」 「あっ 下着のデザインしててん」 「いや~ん アハハッ」

圭介「痛っ」

さだ「ウフフッ」

喜美子「おばあちゃんの遠い親戚にあたるみたいなんやけどな」

さだ「もう そんなんええのよ」 
  「お母ちゃんには もうほんま ようしてもろたんよぉ」

喜美子「いや何言うてるんですか」 「うちの方がもう ようしてもろて」

さだ「喜美ちゃんがこんな大きな息子さんのお母さんになるやなんて…」 
  「もう 年取るはずやわな」

(笑い声)

圭介「痛っ」

喜美子「ほんで」 「酒田圭介さん」

八郎と武志に、圭介を紹介する。

圭介「あっ 荒木荘の住人でした」

喜美子「医学生でしたね」

圭介「うん」

さだ「懐かしい~」

喜美子とさだ「い が く せ い」

圭介「懐かしい…」

喜美子「今は?」

圭介「無事 医者やってます」

喜美子「小児科の?」

圭介「うん」

喜美子「へえ~」

さだ「フフフッ」 「ちょっとちょっと 食べへん?」 
  「頂こう。ちょっと座って お話しようなぁ」

武志「すいません」 「あの…続きやってもええかな」

喜美子「あ~せやな 悪いな」 「ありがとうな」

さだ「陶芸家さん」

武志「あ…まだまだそんな」 「半人前です」 「すんません せっかく来てくれはったのに…」

さだ「いいえ かまへんのよ」 
  「こっちが押しかけてきたんやさかいに」 
  「悪かったなあ」 「どうぞどうぞ」

武志「すいません」 「お父ちゃん おったら」

八郎「あ…いや~」

さだ「おって下さい」 「おもろい話 たんとさしてもらいます」

武志「ほな 失礼します」

さだ「はい~」

武志「すいません」

喜美子「これ 頂いていきぃ」

八郎「持ってき 持ってき」

武志「頂きます」

喜美子「ありがとうございます」

さだ「はい」 「ちゃんとした ええ子やな」

喜美子「和歌山?」

圭介「うん」

さだ「大きな病院のな 偉い人になってやんねんでぇ」

喜美子「へえ~」

さだ「小児科の部長さんや」

喜美子「すごい!」

圭介「さださんかて京都の服飾専門学校の…」

さだ「会長は退いて去年からは顧問」

喜美子「へえ~!」

圭介「一番上までいったからな」 
  「ほんで去年からまた一から始めるいうて デザイン始めたんですよね?」

さだ「はい。また新しいこと始めてんねん」

喜美子「新しいデザイン?」

さだ「がんの患者さんのな 父バンド ブラジャーな」 「これが難しいんやで」 
  「脱ぎ着がしやすうて 締めつけがのうて柔らかい素材で…」 
  「それでいて ちょっとおしゃれも忘れんとな」

喜美子「去年から?」

さだ「友達がな 入院してたんよ」
  「お見舞い通てるうちにな」 「こんなん どやろか思い始めてな」

喜美子「お友達は?」

さだ「元気に退院したで」

喜美子「あ…よかった~」

さだ「ありがとう」 「せやけど不思議なもんやなあ」
  「この春にな うちが患者さん向けの下着のデザイン始めたいうて圭ちゃんに連絡したんよ」
  「なあ?」  「え~ 圭ちゃんに連絡取った前の日やんなあ?」

圭介「ちや子さんがな 僕んとこ訪ねてきてん」

喜美子「え~」

圭介「開口一番 何て言うたと思う?」
  「『おはぎ覚えてるか~!』アッハッハッハッハッ。『喜美ちゃんの作ったおはぎ いらん言うたらしいなあ』」

八郎「おはぎ…?」

喜美子「ええねん ええねん ええねん」

さだ「後で教えたる」

喜美子「お教えんでええです」 「教えんでええ…」

圭介「『あき子とはそのあと どないなったんや すぐ別れたいうんはほんまかぁ!』」

さだ「もう その話はええねん」 「ちょっと とばしぃ」

さだ「そやな」 「ほんで…ちや子さんから武志君のことを。ドナー探しのことも…」
  「なかなか容易やないいうことも」

八郎「見つからんもんですか」

圭介「難しいですね…。僕の病棟にもいるんですよ 同じ病気の子」
  「ただの慰めに聞こえるかも分からんけど 医学の進歩はすごいで」
  「治療法も治療薬もどんどん新しいもんが出てきてる」
  「今は不治の病やいわれるような病気でも 何年かたったら治ります言われるかもしれん」
  「『「白血病?治るでそんなん』って言われる日がきっと来るって僕は信じてる」

  「こんなことぐらいしか…よう言わんけど…」

喜美子「圭介さんに言われると 元気がでます」 「ありがとうございます」

八郎「ありがとうございます」

さだと圭介は帰っていく。

圭介「気ぃ付けて」

さだ「はい」

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スカーレット143話の見どころ・感想

先週のまとめ動画はこちらです。


川原喜美子のモデルとなった神山清子とはどんな人?

前回のお話はこちら

スカーレットNHK公式サイトはこちら

八郎「喜美子」

喜美子は工房へ行こうとする。

喜美子「うん?」

八郎「言うんか」

智也の死

●「かわはら工房」

喜美子は武志に、智也君が亡くなったことを告げました。

喜美子「容体が急変してな…」「どうする?」 「まだ病院にいるで」 
   「会いに行こうか」

武志「うまいこといったらな 見せに行くいう約束してんねん」
  「ほな 智也のお母ちゃんに見せに行くわ」 
  「やるで」

喜美子「おう」

武志「おう」 「なあなあ ちょお これ 見てや」 
  「指で模様つけたん」 「何か やわらかい感じになった」 
  「なあ お母ちゃん」

喜美子「うん?」

武志「お父ちゃん 変な顔して見てくる」

喜美子「えっ どこ?」 「えっ どこどこどこ」 
   「どこ…ほんまや」

八郎「こういう顔や」

武志「いや…もう」 「沈むなや」

喜美子「上がってこい 上がってこい」

八郎「これ 立ち上がらして 意味あんの」

喜美子と武志「ない」

八郎「ないんかい」

喜美子「もうやりぃ やりぃ」 「ちゃっちゃとな」

武志「よし…」

これが5月の出来事です。

学と芽ぐみの披露宴招待状

●ビリヤード場「ヤングのグ」

武志「お待たせしました」

客「どうも」

武志は週3回4時間のアルバイトをしながら作品作りを続けました。

「水が生きている」。思いどおりの波紋が描けず武志の試行錯誤は続きました。

そして夏が過ぎ…。   週3回4時間のアルバイトは週2回4時間となり…。  
今は週1回4時間だけ。   それでも辞めずに続けています。

武志「おっ! うまいっすわ」

店長「おいしいか」

武志「うん!」

店長「お~いける?」

武志「いけますよ これ」

学と芽ぐみがやってくる。

学「武志」

武志「あっ おう。どした」

店長「いらっしゃい」

学「ほい」

学は武志に結婚式の披露宴の招待状を手渡す。

武志「何これ」

芽ぐみ「こんにちは」

学「披露宴 来いよ~」

芽ぐみ「お待ちしてます~」 「ウフフッ」

武志「披露宴!?」

2人「アハハハ…」

武志「うそ~!」

喜美子 穴窯焚きの準備をする

●川原家・穴窯の前

喜美子「よっ…はあ」 「よっ…ああ…」

喜美子は穴窯用のまきを穴窯の近くにひとりで運んでいる。

武志が母屋から出てくる。

武志「あっ おはよう」

喜美子「おはよう」

武志「うん」

喜美子「今日 アルバイトか」

武志「うん」

喜美子「気ぃ付けてな」

武志「うん」 「うん?」

武志は穴窯の脇に置いてある、信楽焼のたぬきの焼き物に気づく。

喜美子「うん?」

武志「おほほっ」 
  「変わらんなあ」 「お母ちゃんに似てるな」

喜美子「どうりでかわええ思うた」

武志「アッハハッ」

喜美子「えっ?」

武志「あ そやな」

喜美子「気ぃ付けや」

武志「うん 行ってきます」

喜美子「行ってらっしゃい」

武志「はい」

喜美子「楽しんでな」

武志「うん」

喜美子「あんま無理せんと」

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