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エール第28話の見逃し配信動画の無料視聴方法やあらすじを紹介します!
裕一を探しに音が追いかけてきた先は、幼い頃に2人が出会っていた川俣の教会でした。#朝ドラエール#窪田正孝#二階堂ふみ pic.twitter.com/Q8NyyrWkoI
— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) 2020年5月5日
川俣の教会で過去に出会っていた音と裕一。
音は、裕一の留学取消を知って、いてもたってもいられず福島へやってくる。
川俣の教会へ裕一を探しに行くと、子供の頃、この教会で歌ったことを思い出す。
それを裕一に告げると、裕一もまたそのことを思い出した。
音は裕一に、音と裕一の出会い、裕一と音楽の出会いは運命だと話しをする。
音「運命だよ! こんなちっちゃな時に出会って また出会って 今また出会って!」
「音楽だってそうだよ。きっと出会うよ。音楽が裕一さんをほっとくはずがない」
東京では、音も裕一も知らないところで、裕一の将来が動き出そうとしていた。
●東京・親戚の家の離れ
音は、母、光子がもってきた裕一の父、三郎からの手紙を読んでいた。
<三郎からの手紙>
「あなたにこのような手紙を書くことは筋が違うのかもしれませんが
知らせずにはおれませんでした。
裕一の留学が取り消しになりました。世界的な不況による経済状況の悪化が原因です。
裕一は打ちのめされています。情けない話ですが私には見守ることしかできません。」
音「あたし 福島に行ってくる!」
タイトルロール
●福島「喜多一」
浩二は店で客の応対をしている。
浩二「目が詰まってんです」
客「ほ~う」
浩二「ひとつき…」
裕一が正装して靴を履こうとしていた。
浩二「兄さん どこ行くの?」
裕一「仕事。川俣に戻んなきゃ」
浩二「すいません」
浩二は客にことわりを入れて、裕一のところにやってくる。
浩二「仕事はいいって」
「うちにいろよ」
裕一「ここにいてもやることねえし」
「喜多一はお前に懸かってる」
「頼むな」
浩二「ちょ…」
「兄ちゃん」
浩二は店先まで、裕一を追ってくる。
浩二「つらいだろうけど…実際は賞もらう前に戻っただけだ」
「兄ちゃんは茂兵衛伯父さんの子どもになる、俺は古山家を継ぐ」
「これが家族にとって一番幸せなことなんだ」
浩二「なっ 兄ちゃん?」
裕一「お前の言うとおりだ」
浩二「お前 子どもの頃からいつも間違ってない」
大河原が浩二に代わり、客の応対をしていた。
大河原「目がもう詰まってますからね」
「ちゃんと…」
三郎が暖簾から店先を覗こうとすると、音がはいってくる。
音「お父さん!」
三郎「音さん…」
三郎「家はまずい!」
「息子をたぶらかす怪しい女と思われてる」
音「はあ?」
三郎「待て待て…」
「今はそれどころじゃねえだろう」
音「そうだ 裕一さんは?」
●川俣銀行
音は川俣銀行にやってくる。
音「すいません あの…」
鈴木「申し訳ありません。本日の営業は終了しました」
音「裕一さんはいますか?」
鈴木「失礼ですけど どちら様ですか?」
音「音です」
「関内音です」
鈴木は思い出し、驚いて、書類を投げ出してカウンター超しに音を見る。
鈴木「関内…音!?」
他の行員も皆、カウンターにやってくる。
昌子「えっ!?」
「ちょっと…えっ」
昌子「えっ もしかして文通相手の人?」
音「はい!」
「こっちに向かうバスには乗っとったらしいんです」
落合「松坂 ちょっと問い合わせてみろ!」
鈴木「行け行け行け」
鈴木「入って入って入って!」
落合「なるほど」
「古山君はあなたの一本前のバスに乗った」
落合「とすっと 1時間前には…」
松坂が問い合わせて電話室から出てきた。
落合「いてっ!」
松坂「川俣で降りたそうです」
落合「降りたはずです」
鈴木「どこさ行ったんだべ?」
昌子「松坂君 何か心当たりない?」
松坂「何にも」
松坂「バスの運転手は教会の方さ歩いていったと言っていました」
「いつもと違う方向に行くから変だなと…」
昌子「バカ! 何で早く言わねえの」
落合「鈴木君 地図描いてやって」
鈴木「はい」
●川俣の教会
音は教会にやってくる。
音は昔、父、安隆に連れられて、この教会にやってきたことを思い出す。
(回想 歌声)
音「あたしも歌いたい」
安隆「よし 行っといで」
(回想おわり)
裕一はオルガンのところにいた。
音「裕一さん」
裕一「音さん…」
音「裕一さん」
「私 ここに来たことある」
音「子どもの頃 お父さんに連れられてきた」
音は教会の祭壇の前に走り出る。
音「歌った…ここで」
(子供の裕一が、音の歌っている姿を見る映像)
裕一「あの時…」
裕一「あの時 出会ってたんだ」
裕一「そこで…歌う君 見てた」
裕一「はっきり覚えてる」
音「裕一さん…」
音「きっと道はある」
「諦めないで」
裕一「僕はひどい男です」
裕一「あなた捨てて留学すること選んだ」
「あなたに会う資格はありません」
音「勝手に決めんで」
音「私のこと 嫌いですか?」
裕一「あなたが期待するような人間じゃないんです」
裕一「あなたにはもっとふさわしい人がいる」
裕一「僕を忘れて…」
「一流の歌手になって下さい」
音「運命だよ!」
音「こんなちっちゃな時に出会って また出会って 今また出会って!」
「音楽だってそうだよ」
「きっと出会うよ」
「音楽が裕一さんをほっとくはずがない」
裕一「音さん…」
「何もかも忘れたいんです」
裕一「もうほっといて下さい」
裕一「すいません」
裕一は教会から出ていこうとする。
音「裕一さん!」
音「私 絶対諦めんから」
音「なんとかするから待っとって!」
音「絶対絶対絶対 諦めんから!」
●福島「喜多一」客間
茂兵衛が裕一の縁談の話をもってきていた。
茂兵衛「貴族院議員であられる渋谷さんの次女だ」
「もってえねえぐれえの女性だが」
茂兵衛「どうだ? 裕一」
裕一「伯父さんがよければ いいです」
三郎「おい…嫁さんだぞ?」
「一生のことだぞ」
三郎「そだにあっさり決めていいのか!?」
裕一「父さん…」
「家族の幸せが一番なんだ」
「進めて下さい」
茂兵衛「よし!」
「早速 先方に知らせる」
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エール第28話の見どころ・感想
古山裕一のモデルとなった古関裕而とはどんな人?
ミュージカル俳優が大勢出演!
●東京・親戚の家の離れ
音は三郎からの手紙を読んでいる。
<ナレーション>
三郎から裕一の近況を伝える手紙が届きました。
裕一の縁談が進んでいるようでした。
結婚が決まれば養子として権藤家の跡を継ぐと書いてありました。
吟と音は夕食を食べている。
<ナレーション>
一方 音は裕一が音楽の道に戻る手だてを考えていましたが
思いつくはずもなく時間だけが過ぎていきました。
吟「ねえ あさって 空けときんよ」
「覚えとる?」
音「えっ?」
音 裕一のことで閃く
●東京・お見合いの席
<ナレーション>
吟のお見合いは 東京に来て5回目でした。
お見合いの席で音は食事をしている。
鏑木「そうでしたか…」
吟「音は歌手志望なんです!」
「ゆくゆくはレコードを出すのが夢なんです」
音「レコードじゃなくて 舞台に立つこと」
「間違わんでよ」
鏑木「あっ…そうですか」
「残念ですな~」
鏑木「興味があったらコロンブスレコードで働く叔父を紹介したのですが」
音「フフフフ…」
鏑木「うん?」
音「それだ!」
吟「音 失礼でしょ」
音「すいません」
「その方 紹介して頂けますか?」
音のレコード会社回り
●東京・コロンブスレコード
音は裕一を売り込みに来ていた。
音「本当にすばらしい才能なんです」
「国際作曲コンクールで二等ですよ!」
「最新の楽譜もあります」
音「どうです?」
音「すごいでしょう」
廿日市「すごいね~」
音「ありがとうございます」
廿日市「うちは要らないな」
音「はあ?」
廿日市「金になんないもん」
「もっと分かりやすくないと」
廿日市「それにさっき雇っちゃったんだよね」
「新人の作曲家一人」
社員がやってくる。
杉山「失礼します」
「木枯さん 来訪です」
木枯「遅くなりました」
廿日市「お~ちょうど今 君の話してたんだよ」
廿日市「彼ね 大学のマンドリン部を率いてた期待の新人」
「じゃあ 悪いけど…そんなこんなで今から彼と打ち合わせだから」
「もういい?」
廿日市「じゃあ あっち」
木枯「あっ…はい」
割れなきゃ 何べんでも噛む
●東京・親戚の家の離れ
(音のため息)
<ナレーション>
その後も レコード会社を片っ端から回りましたが…。
音は訪ね終えたレコード会社を、リストに線をひいて消していた。
音「甘くないな…」
<ナレーション>
そんな中 音の音楽学校の合格通知が届きました。
別の日、音が帰宅すると、光子が来ていた。
光子「お帰り」
音「また来とるの?」
「うち 大丈夫?」
光子「岩城さんも梅もしっかりしとるから」
光子「フフッ…」
光子「それに吟がこの前 お見合いの…」
「え~っと名前…」
音「鏑木さんね」
光子「あっ そう」
「フフフ」
「会ってほしいって」
「今度はいけるかもよ」
光子は食卓上の雷おこしを口に入れた。
光子「えっ?」
「しかし この雷おこし…かたいわね」
光子「諦めるの?」
音「だって…」
「もうレコード会社ないもん」
光子「ほかに手は?」
音「思いつかん!」
光子「だったら」
「もう一回最初から回りなさい」
光子「裕一さんの人生を救えるのはあなたしかいないのよ」
音「でも どうせまた金にならんとか難しすぎるとか…」
光子「ぐだぐだ言っとらんで お願いするんじゃない」
「契約してやるくらいの勢いで行くの!」
「金の亡者に頭なんか下げるな!」
光子「はあ~あなた このままじゃ一生後悔する!」
光子 「そんな音 見たくない!」
光子「ねえ 音…」
「いい? これだって…」
光子はもう一度、雷おこしを口に入れた。
何度もか見直した。
光子「くっ…」
「あっ…」
音「歯 折れちゃう!」
光子「折れん!」
光子「かっ…くっ…」
「うん?」
「いや…。んっ!」
光子は雷おこしをかみ砕いた。
光子「ねっ?」
光子「割れなきゃ何べんでも噛むの!」
光子「大事な人のためなら 向こうがあきれるほどやるの!」
光子「諦めちゃいかん 音!」
音「黒蜜…」
音「ありがとう」
光子「フフッ…」
光子「うん」
●東京・小山田耕三の執務室
<ナレーション>
ちょうどそのころ コロンブスレコードの廿日市を呼び寄せた人物がいました。
小山田「忙しいのを 悪かったね」
廿日市「うえ…」
<ナレーション>
日本作曲界の重鎮 小山田耕三。
小山田「どうした?」
「汗かいて」
「暑いか?」
小山田「うん?」
「君… 君 この男を知ってるか?」
廿日市は音のことを思い出していた。
(回想)
音「国際作曲コンクールで二等ですよ!」
「すごいでしょう」
(回想おわり)
小山田「知ってるのか?」
廿日市「あっ いえ…」
廿日市「あの この男が何か?」
小山田「君のところでな」
「契約してほしいんだよ」
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