エール第14話の無料動画と見逃し放送配信情報! 裕一 初めてのダンスホール

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昭和3年、裕一が就職した川俣銀行は行員5人で、メンバーは支店長の落合、行員の鈴木と松坂、事務員の昌子、それに裕一だった。

仕事も忙しくなく、暇で平穏な日々の中、女性と全く触れ合いがないのはよくないということで、裕一はダンスホールに連れていかれる。

裕一は、踊り子の志津に恋心を抱く、志津も裕一に気があるようでもあった。

<ナレーション>

裕一は卒業とともに茂兵衛伯父さんの経営する銀行に住み込みで働くことになりました。
仕事を覚え 一人前と認められたら 養子になることが決まっていたのです。
週に2度は本家で食事をとりました。

●川俣・権藤家

源蔵「おい どうだ? 裕一」
「銀行の仕事には慣れたか?」」

裕一「ええ まあ」

<ナレーション>

権蔵家はいくつもの会社を経営する福島有数の資産家。
未来の跡取りは町のうわさにもなっていました。

●川俣・街中

町人A「あの子がか?」

町人B「ああ」 「茂兵衛さんの妹の息子らしい」

町人A「いや~。権藤家の面構えじゃねえな」

町人B「なっ?」  「だからよ…」

●川俣銀行・職場

<ナレーション>

銀行で働くというと さぞ忙しいとお思いでしょうが このころの地方銀行は昭和2年の恐慌で仕事も減り もともと暇なのに更に暇。
行員もたった5人。主な仕事は融資先の金銭の出入りを帳簿につけるぐらい。
蔵から聞こえてくる機織り機の規則正しい音がいい具合に眠気を誘い 暇すぎて憂鬱になるぐらい。
何とも のんきな仕事風景でした。

裕一は机で居眠りをしていた。

落合「古山君」

裕一「はい?」 「はい はいはい…」

落合「瀬川商店に小切手帳 持ってってくれる?」

裕一「あ…あっ はい」 「ただいま」

昌子「ついでに 三角屋のおまんじゅうも」 「お願い」

裕一「あっ はい」

鈴木「三角屋だぞ」 「丸方屋 買ってくんじゃねえぞ」 「こないだみてえに」

<ナレーション>

未来の頭取ということも気にしていないのか みんな普通に受け入れてくれて…。

松坂「古山君は間違えたんじゃないですよ」

鈴木「はあ?」

松坂「あの日は雨が降ってて じめじめしてたから
丸方屋の粒あんの方があっさりしてていいと思って買ってきたんですよ」
「ねえ 古山君!」

裕一「いや 単に間違えただけ…」

松坂「さすがです!」  「うん」

<ナレーション>

まあ 一人 露骨にごまをする人もいますが…

●三角屋

女性店員「ありがとうございました~!」

<ナレーション>

平穏な日々が過ぎていました。そんなある日。

みんなは裕一が買ってきたまんじゅうを食べていた。

●川俣銀行・職場

昌子「それはまずいよ~」

裕一「まずいですか?」

落合「まずいね」

裕一「まずいですか?」

松坂「私はそういうのも ありえることだと思います」

昌子「はあ?」

鈴木「よく言うよ」 「女 大好きなくせに」

松坂「言いがかりです。

鈴木「芸者のプロマイド」
「何枚持ってる?」

松坂「えっ?」
「あっ このまんじゅう」 「おいしいですね」

落合「そういえば この前 誰かから聞いたぞ」
「ようやく手に入れたって」 「自慢してたって」
「何だっけな~?」
「エイラン エイリン…」

鈴木「エイキチ?」

落合「男だ」  「そら」

松坂「栄龍です!」 「あっ…」

<ナレーション>

当時 人気の芸者さんはプロマイドとして売り出され その中でも伝説的な存在が栄龍でした。

松坂「ん~!」

(笑い声)

鈴木「ともかく」
「女性と全く触れ合いがねえのは よぐねえ」

鈴木は、裕一に向かって行った。

鈴木「俺に任せろ」
「連れてってやから」

裕一「ど…どこへですか?」

●川俣ダンスホール

鈴木は入り口で、舞踏券を購入する。

鈴木「2枚」

鈴木は裕一に向かって。

鈴木「どうだ?」
「ダンスホール いいだろ?」

<ナレーション>

裕一が社会勉強に誘われている一方 喜多一では…。

●呉服屋「喜多一」

まさ「ごはんですよ」

浩二「ただいま」

三郎「お帰り」

店に座り、ボーッとしている三郎を見て。

浩二「親父」 「今日一日 あれ?」

まさ「裕一がいなくなって寂しいのよ」

浩二「ああ…」
「僕が行ってたら 多分あそこまではなんねえだろうな」

まさ「そんなこと…」
「ごはん出来てるからね!」

浩二「食べた」

まさは三郎に向かって。

まさ「ごはんよ」

三郎「ああ」
「なあ まさ…」
「あいつ あっちで大丈夫かな?」

<ナレーション>

裕一は別の意味で大丈夫ではありませんでした。

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エール第14話の見どころ・感想

古山裕一のモデルとなった古関裕而とはどんな人?

ミュージカル俳優が大勢出演!

前回のお話はこちら

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ダンスホール

●川俣ダンスホール

<ナレーション>

ダンスホールで男性たちはチケットを購入し お目当ての踊り子に差し出します。
受け取ってもらえればダンスを楽しめますが 断られることもしばしば。

鈴木「どう? 仕組み分かった?」

鈴木「あれがここの一番人気の踊り子だから」

裕一「ああ…」

鈴木「全員 振られたね」

「かわいいけど あれは手ごわい」

「あの辺にしよう」
「あのぐらいがちょどいい」

「うん。行こう」
「行こう…」
「しゃんと しゃんと」

裕一「あっ…」

鈴木は踊り子の前で舞踏券を出すように言う。

鈴木「チケット」

裕一はポケットの中を探すがなかなか出てこない。

鈴木「何してんだよ」
「早く」

鈴木「どこ?」
「ここ…」

裕一は、やっとチケットを見つけた。

裕一「あっ あっ…あった!」
「あった」

鈴木「ちぎって ちぎって」
「えっ? ええっ!?」

志津がやってきて、裕一からチケット綴りを取り、一枚ちぎった。

志津「シャル ウィ ダンス?」

(鐘の音)

鈴木「ウイ…」「ウイ」

ウィと返答するように、鈴木が裕一に指示する。

裕一「ウイ?」 「ウイ ウイ ウイ…」

志津は裕一をホールの中央に連れていく。

鈴木「何でだ?」

(志津とダンスする裕一)

<ナレーション>

天にも昇る気持ち…だったようです。

裕一 妄想にふける

●川俣銀行・職場

裕一は、そろばんを抱きかかえて、妄想にふけっていた。

落合「恋ですな」

鈴木「恋でしょ」 「絶対」

松坂「こ こ…恋!?」

昌子「何であんたが大声出してんのよ」

落合「彼にはいいことです」

鈴木「若者ですもんね」

落合「う~ん…」
「いや それだけじゃねえんです」

鈴木「うん?」

落合「ちょちょちょ…」
「うわさで聞いたんですが」
「彼は西洋音楽の作曲家になりたかったらしんです」

3人「え~!?」

落合「ですが 茂兵衛さんに子どもができねえんで」
「しかたなく養子に来たと」

松坂「なんて ツイてるやつだんだ!」

3人「はあ?」

昌子「夢破れて来てっから いっつも 死んだフナみてえな目してたのよ」

落合「ですが 今の彼 見て下さい」

裕一はまだそろばんで妄想にふけっていた。

昌子「恋って偉大ね~!」

落合「彼の復活のためにも 作戦練りますか?」

昌子「作戦?」

落合「恋で彼を元気づけよう作戦です」
「恋愛を発展させるには まずは接触機会を多くすっことです」
「鈴木君 今日もまたダンスホールさ 連れてって下さい」

昌子「ほっといても あの様子じゃ」
「行くんじゃないですか?」

落合「いいえ」
「彼みたいな人は妄想は得意なんですが いざ…」

裕一は立ち上がって、ダンスをし始める。

落合「いざとなっと おじけづき 自分で言い訳をこさえて行動を起こさないかもしれません」
「こちら側から働きかけねば、恋愛の発展はありません!」

鈴木「僕にお任せ下さい」

落合「うん…君に任せた」

昌子「説得力あるわ~!」
「何で独身なんだべ?」

松坂「えっ?」

鈴木「何?」
「知らねがったの?」

二日目のダンスホール

●川俣ダンスホール

裕一と鈴木は、またダンスホールに来ていた。

鈴木「心の準備はいいな?」

裕一「2日続けてというのは…」

鈴木「何言ってんだ」
「2日続けんのがいいんだ」

裕一「人気ある方だし 日をあけましょう」

鈴木「いやいや」
「いやいや…恋愛は待ったら負けだ」

裕一「僕 まだ…そこまで」
「志津さんのこと す す…好きじゃ…」

鈴木「古山君 僕はひと言も志津さんと限定して話 してないけど?」

裕一「いや…」 「た た…例えばの話です」

鈴木「まあいい」
「ともかく 機会は逃すな」
「勇気を持ってチケットを出せ」

裕一「こ…断られっこともありますよね?」

鈴木「当たり前だ」
「そうやって男は成長すんだ」

裕一「説得力あるな…」

志津が通りかかり、裕一と目があった。

裕一はチケットを差し出す。

志津は受け取った。

鈴木「今だ!」
「よっしゃ~! 音楽スタート!」

(志津とダンスする裕一)

<ナレーション>

その日以来 毎晩毎晩 このアホは通ったそうです。

ダンスが一段落し、志津と裕一は、壁際の椅子に座った。

裕一「あっ…何か飲み物」 「持ってきます」

志津は裕一を引き留めた。

志津「おなか…すいてない?」

裕一「えっ?」

志津「せっかくだから 外でごはん食べない?」

裕一「ウイ…はい」

志津と裕一は手を取り合って、出ていった。

踊り子「ひっ!」

踊り子は、鈴木が出したチケットを受け取った。

踊り子「シャル ウイ ダン…」

鈴木「ウイ!」

●川俣銀行・裕一の部屋

落合「外で会った!?」

鈴木「そうなんです」
「途中で す~っと」

落合「踊り子さんが外で会うなんて めったなことでねえど!」
「俺なんか100回以上通ってるが 一度も成功したことがねえ」

昌子「えっ…支店長…」

落合「う~ん!」

鈴木「しっかし羨ましい」
「あぁだ きれいな人と」

松坂「さすが未来の頭取!」

昌子「ハッ!」
「でも そだにきれいな人なら 早ぐ交際した方がいいわ」

裕一「えっ…そんな焦んなくても」

昌子「駄目駄目」
「女は移り気よ」
「それにほかの人だって いっぱい狙ってんでしょう」

松坂「昌子さんは交際って一口で言うけど 交際の境界線って何なの?」

昌子「おお~!」
「珍しくいい質問ね」
「確かに交際の境界線って それぞれの組み合わせによって変わってくるわ」

画面表示 『交際の境界線についてはまたあした!つづく』

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