エール第56話の無料動画と見逃し放送配信情報！音の父(安隆)この世に一時帰郷

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エール第56話の見どころ・感想

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裕一には安隆の姿が見えていませんが、「音さんを産んでくれてありがとうございます！」という感謝の気持ちはしっかりと伝わったようです😁

お団子ポーズも🍡✨#朝ドラエール#窪田正孝#二階堂ふみ#光石研#３月中旬に撮影 pic.twitter.com/BtjmUHM5wy

— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) June 15, 2020

安隆　大好きな団子を食べる

●古山家・居間

安隆は音の買ってきたお団子を食べている。

安隆「うん！　これこれ！」

　　「うん！　うん…ハハッ」

　　「この世の食いもんは　うまいのん」

音「あの世では何　食べとるの？」

安隆「あの世のことは閻魔様に言っちゃいかんって言われとるんだわ」

音「ふ～ん」

　「あの世って怖い？」

　「閻魔様は？」

安隆「怖くないよ」

　　「閻魔様っつったって　ただのジジイだし」

音「よかった」

安隆「どうして？」

音「うん？」

　「釜ゆで地獄とか　舌抜き取られるとか心配した」

安隆「フッ・・俺　そんな悪いことしとらんよ」

　　「ハハハ」

音「お父さん　優しかったもんね」

安隆「うん・・」

　　「実は・・助けた子　見てきた」

(回想)

熊谷先生「お父さんが・・亡くなられた」

　　　　「大阪で・・事故に巻き込まれた」

　　　　「子どもを助けて電車にはねられたらしい」

(回想おわり)

安隆「駅員さんになっとった」

音「そっか・・よかったね」

安隆「すまん」

　　「体が勝手に動いた」

子供のときの回想

（回想）

音「お父さんは何で　あたしたちを残して　人の子を助けたの？」

　「あたしたちより　その子のことが大切だったの？」

光子「とっさの行動だったの」

（回想おわり）

音「今は誇らしいよ！」

安隆「フフッ・・」

　　「ありがとう」

安隆「音？」

音「うん？」

安隆「歌手になる夢　諦めたんか？」

裕一　安隆に感謝の祈り

裕一「ただいま～！」

裕一が帰って来た。

音「裕一さんだ」

　「あっ　あっ　あっ・・」

安隆「いやいや大丈夫。彼には見えんから」

裕一は居間にやってくる。

裕一「おなかすいた　音」

　　「お～おだんごだ！　珍しいね」

　　「あれ？　何で２つあんの？」

　　「これ。誰か来てた？」

音「あっ・・おだんご買ったら　おとうさんのこと思い出して」

　「命日　もうすぐだし　何かお父さんに　もって」

裕一「そっか・・」

　　「ごめん。おなかすいたから　これさ　食べていい？」

音「ええっ！？」

音はいやな顔をする。

裕一「えっ？　だ・・駄目？」

　　「何で？　だっ　余っ・・」

　　「うん？　何？」

安隆はいいよと言うように音に向かって首を縦にふった。

音は有難うというようなポーズを返した。

音「どうぞ」

裕一「えっ　いいの？」　「食べていいの？」

　　「本当？　やった」

　　「頂きま～す。あ～生き返る～！」

　　「うまいな　これ　うん」

　　「ねえ　豊橋って方向　どっちだっけ？」

　　「こっち？」

　　「こっちか？こっち？」　

　音は安隆が立っているところを指さした。

裕一は安隆の前に正座して、合掌する。

裕一「お義父さん　いっつも見守ってくれて本当にありがとうございます」

　　「おかげさまで　子宝に恵まれて　音さんと幸せに暮らしております」

　　「お義父さん　音さんを産んでくれて本当にありがとうございます！」

　　「心よりご冥福お祈りしております」

安隆は笑いながら聞いていた。

音「フフッ・・」

　「ハハッ」

裕一「何で笑うの？」

　　「何よ？」

音「アハハハ！」

裕一「怖・・怖いよ」

　　「何でそんな笑ってんの？」

音「だって・・アハハハハ！」

裕一「いや　おだんご頂いたからさ」

　　「お義父さん　本当にありがとうございました」

安隆は「わかった。　もういいよ」と言うように、手で示した。

音「アハハハ！」

裕一「これからも見守って下さい！お願いします」

　　「よし・・よいしょ・・はあ・・」

　裕一はテーブルの方を向き直し、残りの団子を食べようとした。

音「あっ！」

裕一「何？　だって食べていい・・」

　　「アハッ　うまいな　これ！」

　　「アハハ！　着替えてくる」

　音は自分の残りの団子を安隆に差し出した。

安隆「ハハハ・・・」

●古山家・寝室

　夜、裕一と音が華を寝かしつけている。

音「う～ん　頑張れ～」

　「フフッ。じゃあ　よろしくね」

裕一「は～い」

安隆　関内家の女衆は全員頑固

●古山家・廊下

安隆「いい男だな～」

　　「安心した」

●古山家・廊下

音「ありがとう」

安隆「よし・・俺　そろそろ行くわ」

音「え～？」　

「う～ん・・」

安隆「フフッ　みつや梅にも会いたいし」

音「お姉ちゃんは？」

安隆「音・・」

　　「吟は昔っから　思い込むと譲らんところがあるだろう？」

音「うん」

　「昔から・・頑固だ」

安隆「お前だって・・」

　　「というか　うちの女衆は全員頑固だが　みつやお前や梅は　自分を貫く頑固さだ」

　　「でも吟は違う。吟は周りや人の目を気にして　かたくなになることがある」

音「会ったの？」

安隆「うん」

　吟の家の廊下を歩いていた吟に「よっ」と

安隆が現れる。

（回想）

鼻歌をうたっている吟。

安隆に気が付き、

吟「あっ　あっ　あっ　」

　「ああっ…キャ～！」

吟は、驚いて逃げ出す。

（回想おわり）

音「その恰好じゃあ　しょうがないよ」

安隆「う～ん・・」

　　「少し旦那さんに合わせて無理をしとるように感じた」

安隆「子育てで大変だろうが　気にかけてやってくれ」

音「うん」

音はうなづいた。

●古山家・玄関

安隆は玄関を出る。

安隆「はあ・・」

音「お母さんも梅も喜ぶね」

安隆「音」

音「うん？」

安隆「元気でな」

音「フフッ・・」

　「お父さんもね」

安隆「俺は音の歌が大好きだ」

　　「また絶対　歌いんよ」

安隆「約束」

音は安隆と指切り約束をする。

音は安隆に抱き着く。

音の歌がバックに流れる。

♪「暮れゆく　暮れゆく」

安隆「音・・ごめんな」

　　「フフッ・・」

　　「じゃあな」

♪「金色　落ち葉の道」「はるけき旅は　いつかみた」

音は合掌して祈った。

音「また・・くじが当たりますように」

♪「こえたなら　会えるだろうか」

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