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エール第23話の見逃し配信動画の無料視聴方法やあらすじを紹介します!
関内家の居間で、すったもんだがあった4人😵
現場でも笑いの絶えないシーンでした🎵#朝ドラエール#窪田正孝#二階堂ふみ#唐沢寿明#薬師丸ひろ子 pic.twitter.com/2ss2VSvLeG— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) 2020年4月28日
三郎は、裕一を福島に連れ帰って、イギリス留学に送り出したかった。
光子は、娘が傷つくことを怖れて裕一と別れさせたかった。
2人の思惑は一致していたのだが。
裕一は音に言う。 「僕と結婚して下さい」
光子「諸手を挙げて喜べる男じゃない」
「それでも あなたに託すの」
「何でだと思う?」
裕一「せ…接吻したからですか?」
光子「バカ! 違う!」
「あんたっていう人間を信じとるの」
「頭は駄目と言っとるけど心が行けって叫ぶの」
「だから…しょうがない」
「許す!」
「私は」
裕一、音、光子、三郎の意見が一致した。
●関内家・居間
吟と梅が居間にいる裕一、三郎、音、光子を覗き見している。
吟「何しに来たのかしら?」
梅「連れて帰るためでしょう」
「決まっとるじゃない」
吟「その割に穏やかじゃん」
梅「方や忘れさせたい」
「方や留学させたい」
「2人の目的は一致しとるもん」
吟「つまり?」
梅「別れさせたい」
吟「ええ~っ!?」
タイトルロール
光子「裕一さんのお父さんから頂いたお菓子」
「福島の名物 薄皮饅頭」
音「ありがとうございます」
「あの 私…」
三郎「お聞きしております」
「息子と文通して頂いたそうで」
「ありがとうございます」
音「まさか ファンレターの返事が来るなんて びっくりしました」
光子「どうして お返事くれたの?」
「ファンレターはいっぱい届いたでしょうに」
裕一「皆さん 僕を賞賛したり励ましたりしてくれたんですが 音さんだけは僕の音楽に関心寄せてくれて」
「皆さんには申し訳ないんですが 手紙の返事書いたの 音さんだけなんです」
音「キャ~!」
三郎がお茶をふき出す。
裕一「あ…あの…お世話になりながらちゃんと言えてなかったんですが」
「音さんがすばらしい女性です」
裕一は改めて座り直して、頭を下げる。
裕一「で…。お嫁に下さい!」
「ど…どうか…お願いします!」
部屋の外で様子を見ていた吟がひとり言。
吟「先を越されたわ」
階段を這いずり上がろうとする。
光子「ハハッ…ハハハハハ…」
光子「おかしいわ 裕一さん」
三郎「ハハハハ…」
三郎「あっ 冗談か」
「何だ 柄にもねえ」
「すっかり だまされちまった」
「ハハハハ…」
裕一「じょ…冗談ではありません」
「僕は…お…音さんと結婚したいです」
光子「どういうこと?」
光子は音に聞いた。
音「私も 今 初めて」
裕一「一緒に過ごして確信しました」
「僕にはあなたが必要です。僕の音楽には あなたが必要なんです!」
裕一「どうか…どうか 僕の申し出を受け入れて下さい」
音「裕一さん…」
音は、差し出した裕一の手の上に自分の手を置こうとした。
三郎「おいおいおい!」
光子「駄目駄目 駄目駄目…」
三郎「光子さん 話が違いませんか?」
「あなた 先ほど言いましたよね」
「娘には別れろと言ってある。娘も了承してると」
三郎「これ…どういうことだ?」
裕一「えっ?」
光子「そちらこそ 突然 家に押しかけてきて」
「えっ?」
「住まわせたあげくに いきなり結婚を申し込むなんて「」
「どういうつもり?」
裕一「あっ…ご ご…ごめんなさい」
「あの…どうしても気持ちを抑えきれなくて」
三郎「謝んな」
「こっちは悪くねえ」
光子「悪いでしょう!」
「大事な娘をたぶらかして!」
音「お母さん!」
三郎「たぶらかしたのは そっちだろうが!」
「ファンレターなんか書いてこなきゃ こだことになってねえんだ!」
光子「何言っとんの」
「あんた ファンレターに のこのこ返事書く方がどうかしとるわ!」
三郎「お~口の…!」
光子は三郎の口に饅頭を押し込んだ。
音「あっ!」
光子「もしかしたら 若い女は音だけだったからじゃない?」
裕一「いやいや…」
三郎「おいおいおい!」
「口の減らねえ女だな」
「そんなんだからこんな娘が育つんだ」
裕一「父さん!」
「ひ…ひどいよ!」
三郎「裕一!」
「いいか 目覚ませ」
三郎「よく見ろ」
「一見 かわいく見えっけど 慣れりゃどこにでもいる顔だ」
「イギリスさ行ってみろ」
「比べもんになんねえ美人がわんさかいんだぞ」
裕一「父さん…」
三郎「こだどこで一生を決めることはねえ!」
音の顔が怒りでゆがむ。
音「人を美醜で判断するな!」
三郎「はあ?」
音は三郎の傍に行く。
音「お父さん 見かけの美しさなんて 本当の美しさではありません!」
「心のきれいな人が美しい人なのです!」
光子が拍手をする。
三郎「性格は顔に出るって言うけどな」
音「そうです!」
「心がきれいだと顔にも出ます!」
三郎「ハハハハ!」
「何だよ 結局 見かけってことじゃねえか」
三郎「ハハッ!」
「フッフッフッフ…」
光子「はあ~」
「あなたも大変ね」
「この屁理屈は生まれつき?」
三郎「屁理屈とは何だ!」
「う~…」
裕一「あっ…ふだんはもっと穏やかで 優しい父なんです」
光子「そう?」
光子「まっ とにかく外国へ行って いつ帰ってくるか分からない男に嫁にはやれません」
音「お母さん…」
光子「まあ せっかくだから みんな食べたら?」
光子「うん…饅頭はおいしいわ」
裕一「音さんも食べよう」
光子「どうしたの?」
「食べないの?」
三郎「裕一 食え」
三郎はしんどそうな動きをする。
裕一「いや 1個でいいよ」
三郎「俺はいいがら」
裕一「何で?」
「父さん 薄皮饅頭好きだろ?」
三郎「い…」
裕一「うん?」
察した光子が三郎に言う。
光子「廊下の突き当りです」
三郎「何がだ?」
光子「おなか痛いんでしょう」
光子「どうぞ」
三郎「うるせえ!」
「おめえの世話にはなんねえ」
裕一「ほら 行ってきなよ」
三郎「今は俺のことより おめえのことだ!」
裕一「漏れちゃうよ!」
三郎「ヘ~ッヘッヘッヘッヘ!」
三郎「漏れっかよ~」
「大人だぞ~」
三郎「何言ってやがる」
(腹をくだす音)
三郎「ひい~!」
三郎が席を立つ。
三郎「突き当りだな」
光子「右にあります」
三郎「うっ…」
(腹をくだす音)
三郎はトイレへ突進する。
三郎「あっ!」
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エール第23話の見どころ・感想
古山裕一のモデルとなった古関裕而とはどんな人?
ミュージカル俳優が大勢出演!
光子がぶちまけたお茶の熱さに驚いてすっころぶ三郎さん💥
想像以上のお茶の大洪水で、「湯のみ3つ4つの量じゃなくない!?」とツッコミを入れる唐沢さんに一同爆笑でした💨
ドタバタなメイキングをお届けします♪#朝ドラエール#窪田正孝 #二階堂ふみ #唐沢寿明 pic.twitter.com/ZxqErIiSPD— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) 2020年4月29日
光子「お茶 いれてきます」
光子が席を立った。
裕一と音が残った。
音「どうして?」
「急に」
裕一「分がんない」
「勝手に言葉が出た」
音「本気?」
裕一「ほ…本気」
音「いいの?」
裕一「何が?」
音「私で」
裕一 音に正式にプロポーズ
裕一「ぼ…」
裕一「音さん 音さん」
「ちょっと こっち来て」
裕一は音を自分の近くに改めて座らせた。
裕一「僕には君しかいない」
裕一「音さん…や…やなの?」
音「私にも あなたしかいない」
裕一「ありがとう」
音「裕一さん」
裕一「はい」
音「結婚しても歌手になる道は諦めない」
「それでもいい?」
裕一「うん」
「僕も望んでる」
「2人で頑張ろう」
「お互いにエール送り合って音楽の道 極めよう」
裕一「もう一度言います」
「僕と結婚して下さい」
音「はい」
裕一「やった~!」
「アハハ!」
音は喜ぶ裕一の顔に手をあて、声を制止した。
裕一は音にキスをした。
光子がお茶を入れ替えて、部屋に入ってこようとしていた。
光子「あ~!」
光子は廊下で自分のお茶を飲み干す。
三郎がトイレから歩いてきた。
光子は毛躓いて、お茶を廊下にぶちまける。
三郎は、お茶ですべり転んだ。
三郎「あちっ!」
「あちちっ!」
「あちあち…」
裕一と音は部屋から出てこようとした。
音「あっ!」
裕一「えっ?」
光子 裕一と音の結婚を許す
三郎は、浴衣に着替えて、はいって来て、光子の横に座った。
音「お父さんの浴衣着て並ぶと 何か夫婦みたい」
三郎「冗談じゃねえ」
「俺にはまさっつう女房がいんだ」
音「どんな方なんですか?」
三郎「優しくて思いやりがあって いっつも家族のことを考えてる女だ」
三郎「俺にはもったいねえ」
「へへへ…」
「…で どうすんだ? 裕一」
裕一「音さんと結婚します」
「許して下さい」
三郎「留学はどうすんだ?」
裕一「行く」
三郎「2人じゃ行けねえぞ」
音「私 努力して力つけて 期待されるような歌手になって追いかけます」
三郎「お~見上げた根性だ」
音「本気です!」
三郎「しかしな ここの家じゃ 女が生きてえ道生きんのが普通みてえだけど」
「世間は違うぞ」
「裕一が養子に行く親戚は特に頭が固い」
裕一「父さん…反対なの?」
三郎「俺は男だからとか女だからとかでねえ みんな 人間だ」
音は三郎のところに行き、三郎の手を握りしめた。
音「お父さん…全くそのとおりです!」
「ますます裕一さんと結婚したくなりました」
三郎「さっきも言ったが そういう考えしてんのは俺だけだ」
「歌手になりてえ女と結婚許すとは思えねえ」
三郎「あんた…もし『結婚は許す。歌手は諦めてくれ』って言われたらどうする?」
三郎「裕一『結婚は許すが音楽の道は諦めてくれ』と言われたら どうする?」
音と裕一の様子を見ていた光子は、三郎のとなりにキチンと座りなおした。
光子「三郎さん あなたが頼りです」
光子「そちらのご一族を説得して下さい」
「2人のために」 「2人の夢のために」
「よろしくお願いします」
三郎「あ…あんた さっきまで反対してたじゃねえか!」
「なして 急に変わったんだ?」
光子「あの…2人が…」
「あの その…」
三郎「何だ?」
光子「せっ…」
三郎「何だよ」
「はっきり言えよ」
光子「あの…2人が」
「接吻しとるところを見ちゃったの!」
裕一「いや…」
「えっと…」
光子「汽車は走りだしました」
「もう止まれません」
三郎「どうにも あなたの言ってることが理解できねえ」
光子「裕一さん」
裕一「は…はい はい!」
裕一「あっ…はい?」
裕一も改めて座りなおした。
光子「確かに あなたは未来を嘱望される作曲家かもしれんけど」
「私に言わせればまだ一曲しか認められてない ひよっこよ」
三郎「おい!」
光子「諸手を挙げて喜べる男じゃない」
光子「それでも あなたに託すの」
「何でだと思う?」
裕一「せ…接吻したからですか?」
光子「バカ!」
「違う!」
光子「あんたっていう人間を信じとるの」
「頭は駄目と言っとるけど心が行けって叫ぶの」
光子「だから…しょうがない」
光子「許す!」
「私は」
裕一「あ…ありがとうございます」
光子は席を立った。
三郎「支離滅裂だけど…」
音「気持ちは伝わるでしょう?」
三郎「お父さん 大変だったろうな」
音「黒蜜が出たって」
「いつも言ってました」
(笑い声)
光子が奥から、安隆の写真を持ってきて、裕一の方を向けておいた。
十字架を握りしめて、写真の上に掲げた。
光子「音を 幸せにすると誓って」
裕一「は…はい」
光子『私 古山裕一は』
裕一は写真に向かって、祈りの姿勢で言った。
裕一「わ…私 古山裕一は」
「音さんを幸せにすると誓います!」
光子「音」
音も写真に向かって、祈りの姿勢で言った。
音「はい! 私 関内音は」
「裕一さんを幸せにすると誓います!」
光子「よし!」
光子「あとは三郎さん」
「古山家の許しを 頼みます」
光子は三郎に向かって頭を下げた。
裕一と音も、三郎に向かって頭を下げた。
三郎「何だか分かんねえが…」
「まあ 俺に任せとけ」
三郎「ハハハ…」
「なっ!」
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