エール第52話の無料動画と見逃し放送配信情報! 裕一 福島への凱旋

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裕一と音は福島に娘の華をつれて帰ることにした。

●福島吾妻尋常小学校校歌御披露目会

 小学校の校歌御披露目会で小学生たちが校歌を歌っている。

藤堂先生、裕一たち、出席者はそれを見ている。

子どもたち

「阿武隈の川辺に若葉萌ゆ」「我らの学び舎にあふれる希望」

「ゆけ ゆけ 真っ直ぐな光であれ」

子供たちが歌い終わった。

(拍手)

オープニング・シーケンス

 藤堂先生が、裕一を皆に紹介した。

藤堂「皆さん 改めてご紹介させて頂きますが こちらの古山裕一先生は」

裕一「いやいや・・『先生』はもうやめて下さい」

藤堂「では 古山君と呼ばせて頂きますが」
 
  「彼の小学校時代は地味でおっちょこちょいで 勉強も運動も苦手な地味な子でした」

藤堂「そんな古山君が変わったのは 音楽と出会ってからです」

  「21歳にして国際的作曲コンクールで二等を受賞」

  「今や皆さんが口ずさんでいる『船頭可愛や』を生み出すほどの作曲家になられました」

(拍手)

藤堂「古山君 君からもひと言」

裕一「この度は こ・・校歌を作曲するという大変名誉な申し出を下さり 

  「まことにあ・・ありがとうございました」

(拍手)

裕一「『人よりほんの少し努力すんのがつらくなくて ほんの少し簡単にできること 

   それがお前の得意なもんだ』って」

  「あの時 先生がそう教えて下さらなかったら今の僕はありません」

  「その時のことや ふるさとの風景を思い出しながら作曲しました」

  「この校歌が皆様の大切なふるさとの思い出となることを心から願っています」

(拍手)

 藤堂先生と裕一は、抱き合った。

 音はとなりの部屋から、華を抱っこしながら、見ていた。

音「お父さん すてきだね」

●旅館の廊下

 藤堂先生、裕一、音が歩きながら話をしている。

藤堂「そういえば 村野は元気か?」

裕一「ああ」

藤堂「『福島行進曲』あれはいい詞だった。今も書いてるのか?」

裕一「書いてますよ。ただ それだけで食べていくのはなかなか」

藤堂「佐藤も東京に行ってると聞いたが・・」

裕一「あ~会いました」 「久志は音と同じ音楽学校で声楽学んだんです」

音「3人で 福島三羽ガラスで活躍するのが裕一さんの目標なんですよ」

藤堂「それはすばらしい」 「もし実現したら教師冥利に尽きるな」

昌子「あなた~」

藤堂「あっ・・」

 川俣銀行時代の晶子だった。

昌子「ヤッホー! 裕一君 お帰んなさい!」

裕一「えっ?」 「しょ…昌子さん?」

藤堂「妻の昌子です。フフフ」

昌子のお腹が大きくなっていた。

裕一「ちょっと…昌子さんが?」

  「ちょっと待って・・。驚いたよ!」

  「えっ? あ…赤ちゃん?」

音「おめでとうございます」

昌子「そうなの!」

  「来月にはお母さん。4度目の結婚でやっとね」

(笑い声)

昌子「それより このあと ご予定は?」

裕一「あ~。すいません このあと 実家に顔出さなきゃいけなくて」

藤堂「お母さん 君たちに会うのを楽しみにしてたようだから」

昌子「それもそうね。ご両親に孫の顔見せて安心させてあげてね」

裕一「はい!」

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エール第52話の見どころ・感想

古山裕一のモデルとなった古関裕而とはどんな人?

ミュージカル俳優が大勢出演!

前回のお話はこちら

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裕一 父母との再会

●福島「喜多一」入り口

 裕一がガラスとびらから中の様子を覗いた。

音「大丈夫。みんな待っとってくれとるって」 「ほら 笑って」

裕一は中々入ろうとしないので、音がせかしているうちに、華が泣き出した。

 店の中から、母、まさが出て来た。

まさ「赤ちゃんの泣き声が聞こえたから もしかしてと思って」

裕一「母さん・・・」

音「ご無沙汰しております」

裕一「た・・ただいま」

音「娘の華です」

まさ「初めまして 華ちゃん」 「会いたかったわ」

音「お願いします」  「少し ぐずってしまって」

 まさが華を抱いた。

まさ「なんつう かわいらしい」

  「いい匂い」 「うん? どうしたの?」 「おなががすいたかな~?」

三郎「おい まさ 誰が来たのか?」

裕一「父さんだ」

 三郎が出てくる。

三郎は店の敷居に毛躓く。

三郎「誰だ 誰だ・・」  「いてっ! いて~っ!」  「いてえ! 足がいてえ!」

裕一「父さん 父さん・・」

 三郎が気が付いた。

三郎「裕一!」 「音さん!」

  「あっ・来るなら来るって言ってくれりゃあ・・」

まさ「実はね 驚かせようと思って お父さんにはないしょにしてたの」

裕一「あっ…そう!」

音「裕一さん 小学校の校歌を作曲したんです」 「それのお披露目会に呼んで頂いて」

三郎「そりゃあ すげえじゃねえか!」
 
  「やったな おい!」

まさ「お父さん 見て」

まさ「華ちゃん。私たちの初孫」

三郎「うわ~めんごいな おい・・ ほいほい ほいほい・・ハハッ。」

  「おい 風邪ひたらいけねえ」

  「おい そだとこ突っ立ってねえで 入れ入れ」

 三郎は家の中に戻るとき、また毛躓く。

三郎「ああっ! いてっ! いててて・・」

「喜多一」が閉店していた

●福島「喜多一」元売り場

裕一は敷居をまたぐと、店内ががらんとしていることに気づいた。

裕一「えっ?」 「店 どうしたの?」

三郎「あ~もうやってねえんだ」

裕一「えっ!? ちょ・・」 「店 閉めたの?」

まさ「いろいろあってね」  「浩二に負担かけるばっかりだったから 半年前にお店閉めたの」

三郎「こっちから閉めてやったんだよ」 「ハハハ」

裕一「それ・・僕のせいだよね?」

三郎「おめえには関係ねえ」 

三郎「ほら 入れ。ほれ・・よいしょ」

●福島「喜多一」居間

 三郎が華を抱いて、あやしていた。

裕一「父さん なかなか連絡できずで本当にごめん」

音「すみませんでした」

三郎「いいんだよ。便りがねえのが元気な証拠なんだから」

  「風のうわさで 裕一の活躍ぶりは何となく知ってたしよ。へへへ・・」

音「おかげさまで 私も華も元気でやれております」

 まさがお茶をもって入って来た。

まさ「それはよがったわ」

裕一は浩二がいないことに気づいた。

裕一「あれ? 浩二は?」

まさ「役場で働いてる。農業推進係っていうところでね」 

  「毎日 朝から晩まで働いてる」

まさが話題を変える。

まさ「あっ…そうだ!」 「ねっ これ見て。面白い形でしょ?」

  「兄さんがね 趣味で土いじり始めたらしくって」

裕一「茂兵衛伯父さんが?」

まさ「もう要らないって言うのに 次から次へとどんどん送ってくんのよ」

裕一「へえ~」

音「素敵ですね」

まさ「いつかお茶会やんのが夢なんだって」

  「才能あっと思ってんだから」

三郎「『下手の横好き』よ。ヘヘッ」

  「よし! 今夜は久々に宴会だ」

裕一の凱旋祝賀会

●福島「喜多一」元売り場

まさ「召し上がって下さい」

三郎「めでたい!」

  「今夜は裕一の凱旋祝だ! みんな ジャンジャン飲んでくれ」

(笑い声)

「喜多一」の元従業員、川俣銀行の男性社員、裕一の旧友たちが来ていた。

三郎が「船頭可愛や」のレコードをかける。

(拍手と笑い声)

 裕一は川俣銀行の連中のところに来た。

裕一「その節はご迷惑をおかけしました」

 音がやってきた。

裕一「妻の音です」

音「その節は大変お世話になりました」

落合「あ~こちらこそ」 「いや~2人が無事に結ばれて本当にいがった!」 「うん。アハハハ!」

鈴木「娘まで生まれちって・・ ちっとは幸せ分けてくれ!」

裕一「えっ?」

落合「アハハハ 鈴木君 かみさんに逃げらっちゃったのよ」

裕一「あのぐらいがちょうどいいって言ってたのに?」

落合「んなこと言ってっから駄目なんだ」

裕一「銀行の方 どうですか?」 「相変わらず暇ですか?」

松坂「銀行も人手に渡って みんな辞めたんです」

裕一「じゃあ い・・今 何を?」

鈴木「ハハハハ 俺ら 今 信用組合で勤めてんだ」

  「支店長は今 部長だから」

落合「あ~そんな心配するこったねえ!」

  「頭取の紹介で行員たちみんな 新しい職場で頑張ってからな」

鈴木「昌子さんなんて 古山君の恩師の嫁さんだど」

(笑い声)

鈴木「うまいことやったわい!」

(笑い声)

 裕一は川俣銀行の人たちが帰る際、店頭で見送った

落合「頑張れ~!」

裕一「ありがとうございます。気ぃ付けて」

落合「お前も体 気ぃ付けてな」

鈴木「じゃあ また」

裕一「気ぃ付けてね。お休みなさい」

●福島「喜多一」台所

 三郎か台所でお燗をしている。

三郎「すげえ男になったもんだ」 「ハハハ・・・」

 音がやってきた。

音「お義父さん 私やりますよ」

三郎「ハハッ すまねえな」 「あちぃ~! あちっ!」

  「おい。あ~あちぃぞ 気をつけろ」

三郎「うっ!」

 三郎はお腹を押さえて、痛そうな表情を浮かべる。 

音「大丈夫ですか?」

三郎「ああ…ああ」

  「ちっと…飲み過ぎたかな」

  「うん! 大丈夫だ」 「うん。ハハハ…。飲み過ぎた」

音「あっ 私 やっておきますから」

三郎「あっ すまねえな。あっ…ふう・・」

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