エール第12話の無料動画と見逃し放送配信情報! 三郎 騙され、多額の負債を背負うことに。

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裕一は、ハーモニカ倶楽部の定期演奏会で演奏するオリジナル曲の館林との決戦投票に勝った。

その館林からも音楽の才能を認められ、次期ハーモニカ倶楽部の会長にも指名された。

一方、三郎は、連帯保証人となった吉野がとんずらし、借金9千園は三郎がかぶることになってしまった。

三郎は、妻まさの実家に泣きつく。

茂兵衛の融資条件は、裕一か浩二、どちらかを権藤家に養子に出すことだった。

喫茶店で作曲をしている裕一の頭の中を館林の言葉が頭をよぎる。

(回想)

館林「君は作曲が得意だと聞いた」
「やる気はあるか?」

裕一「はい!」

館林「本気で音楽家になるつもりだったの?」
「ただ 人間 身の程を知ることも大切だよ」

(回想おわり)

●喫茶店

楠田「書けた?」

裕一「書けないよ!」
「君が手洗い行ってる間に曲が完成してるわけないだろ」

楠田「だって…邪魔そうだったから 席外したんだけど」

裕一「一人でも書けない」
「環境を変えても駄目…」

裕一「う~ん」
「僕 駄目だ」

楠田「会長はもう提出したらしいよ」
「ほかに出す人 いなさそうだ」
「裕一が出さねえと投票はなしだ」

裕一「負けない!」
「ぜ…絶対 見返してやる」

楠田「あのさ…」
「何かさ…」

裕一「うん?」

楠田「裕一らしくねえよ」
「怒っとか負けないとか 君には似合わねえ」
「昔 いじめてた時だって…」

(回想 笑い声)

楠田史郎「花!」 「おなごか」 「おめえ」

(回想おわり)

楠田「僕らのこと 嫌がりはすっけど 恨んだりはしなかっただろ」
「商業入って友達になれたのも 君のそういう…優しさ・・・」
「のおかげなんだ」

楠田「音楽って…って」
「僕が語るのもおかしいけど」
「う~ん… その人の個性が出るもんだろ?」

楠田「今の君は君じゃない」
「君じゃねえから 書けねえんじゃねえかな」

裕一「そ…そうかも…」
「譜面に向かうと か…会長の顔ばっか浮かぶ」

楠田「試しに 僕の顔 浮かべてみてよ」
「うん?」

裕一は楠田の顔を眺める。

裕一「えっ?」

楠田「ほら…」 「うん?」

裕一「おお~!」

裕一は以前の楠田の言葉を思い出していた。

(回想)

楠田「バスパートって むなしいんだ」
「ずっと『ブッ ブッ』ってさ」

(回想閉じ)

裕一がひらめいた。

裕一「おお~!」  「あっ…あっ!」

裕一 「おっ おっ!」
「あ…新しいの 出来っかも!」

楠田「えっ?」

タイトルロール

●呉服屋「喜多一」居間

家族4人が朝ご飯を食べている。

三郎「おめえ」 「今日 何時ごろ 帰んだ?」

浩二「ふだんどおりだけど」

三郎「裕一は?」

裕一「僕 遅くなる」 「今日 決戦投票なんだ」

まさ「投票って何の?」

裕一「うん?」 「言ってなかったっけ?」
「ハーモニカ倶楽部の今度の公演で自分の曲 1曲演奏すんだ」
「初めての試みだから 投票で決めることになったわけ」
「あっ…もし僕の曲が選ばれたらみんな 見に来て」

三郎「おう!」 「もちろんだ!」
「なあ まさ?」

まさ「はい!」

まさ「2人とも 今日帰ったら お父さんから話があるから」

裕一「うん」

●福島ハーモニカ倶楽部

館林「では 開票する」

議長役の会員「館林」 「館林」 「館林」
「古山」 「古山」 「古山」 「古山」
「館林」 「古山」 「館林」

議長役の会員「最後の一枚です」

議長役の会員「館林」

会員「やっぱり…」

楠田(書記役)「投票の結果」
「10対9で 会長の曲が選ばれました」

館林「待て」
「まだ卒業した先輩たちの票を預かってる」

(ざわめき)

議長役の会員「頂きます」

館林は封筒を議長役の会員に手渡す。

●喫茶店

楠田「やったな!」
「しかも俺のバスパートから始まるなんて斬新だよ!」
「うん! 恐れ入った!」

裕一「君の顔が 僕 刺激したんだ」

楠田「俺 いっぱい練習すっから」

裕一「会長…どんな気持ちだったのかな?」

楠田「何が?」

裕一「いや…」
「会長なのに 自分の曲選ばれなかったって」
「ショックだよね」

楠田「あ~あの人はああ見えて現実主義者だよ」
「最初っから分かってたんじゃない?」
「裕一が選ばれること」

裕一「えっ?」

楠田「先輩たちに投票させたのだって 会長の指示なんだって」
「今のメンバーだけだと 自分に気ぃ遣って投票する」
「音楽を純粋に審査するために しがらみのない人まで投票枠を広げたんじゃねえかな」

裕一「えっ…」
「僕に勝たせるためにしたってこと?」

楠田「そうじゃなくて 本当にいい曲が選ばれっことを望んでたと思う」
「会長はそういう人だ」

裕一「そうがな?」

三郎、まさ、浩二が話をしている。

●呉服屋「喜多一」居間

浩二「僕に任せて 父さん」

三郎「すまん」
「次男なのに 申し訳ねえ」

浩二「うれしいんだよ!」
「父さんから期待かけられて」

裕一「ただいま!」
「やったよ!」 「僕の曲が選ばれた!」

裕一「ど…どうしたの?」

三郎「この店は 浩二に継がせる」

裕一「こ…浩二…」 「いいのか?」

浩二「俺は継ぎたかった」

裕一「ありがとう!」
「浩二…」

(三郎から茂兵衛への電話)

三郎「あっ 茂兵衛さんか?」
「すまねえ 息子は渡せねえ」

茂兵衛「まさに代わってくれ」

(電話で話をしている、まさのすすり泣き)

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エール第12話の見どころ・感想

古山裕一のモデルとなった古関裕而とはどんな人?

ミュージカル俳優が大勢出演!

前回のお話はこちら

エールNHK公式サイトはこちら

三郎 騙される

●吹島商店街

(通行人にぶつかる及川)

及川「あっ すんません!」

及川が、駆け足で店に戻ろうとしていた。

三郎と吉野の先日の回想シーン

(回想)

吉野「全部に広げて取り引きするのはどないですか?」
「3代100年続く 老舗の呉服屋」
「ここは 大きゅうする いい時期やと…」

吉野「連帯保証人 お願いします」

三郎は吉野から、九千円の保証書を見せられる。

吉野「大丈夫ですよ!」
「私を信頼しておくれやす!」

(回想おわり)

●呉服屋「喜多一」店先

大河原「何だ」
「何だ そんな慌てて」
「どうした?」

及川「旦那」
「大変です」
「きょ…京都の…」 「よし… よし…」

3人「うん?」

三郎「吉野さんのことか?」

及川「とんずらしたって!」

三郎「えっ!?」

及川「百貨店の呉服売り場の人が言ってました」

大河原「ああ…」

●呉服屋「喜多一」中庭

三郎「すまねえ」
「あいつを信じた俺がバカだった」

まさ「もたない額なの?」

まさ「兄さんに連絡します」

顔をしかめる三郎。

権藤家と古山家

●川俣・権藤家

三郎とまさが茂兵衛に融資を頼みに来ていた。

三郎「今度ばかりは あんたしか喜多一を助けらんねえ!」
「恥を忍んで このとおりです!」

茂兵衛「傑作だ」
「この前は俺が頭下げて」
「今度は君が頭下げる」

まさ「兄さん やめて」

茂兵衛「もう おめえの兄さんじゃねえ」

まさ「ごめんなさい!」
「でも…」
「兄さんしかいないの」

三郎「お願えします!」
「当座をしのげば 必ず返します」

茂兵衛「どっちかを養子に出せ」
「融資の条件はそれだけだ」

まさ「2人の気持ちは分かっているでしょ!?」

茂兵衛「関係ねえよ!」

まさ「どうして!?」

茂兵衛「こっちが聞きたいわ!」
「なぜ身内に男が2人いるのに養子に出せねえんだ?」

茂兵衛「権藤家が…」
「ああ?」
「他人に渡るのに おめえは賛成なのか?」
「許せるのか!?」 

まさ「分かんない…」
「分かんないけど 今は助けてほしいの」
「だって…私たち家族でしょ!?」

茂兵衛「ハハハハハ!」 「家族?」
「ああ…俺もおめえたちの家族じゃねえのか?」

茂兵衛「俺はおめえたちに助けてほしいんだ」
「俺はこの家族と…」
「ああ? この家を守りてえだけだ!」

●呉服屋「喜多一」三郎、まさの寝室

三郎が回想していた。

(回想)

裕一「お…小山田先生のような…西洋音楽を作曲する音楽家になる」

三郎「この店は 浩二に継がせる」

裕一「い…いいのか?」

浩二「俺は 継ぎたかった」

(回想おわり)

三郎「まさ…」

三郎「おめえ どう思う?」

まさ「全部の幸せが・・・かなえばいいんでしょうけど…」
「犠牲を払って 助け合い 支え合うのが家族なのかも…」

三郎「そうなんだけどな…」
「はあ~分がんねえ…」
「俺にはもう分がんねえ!」

福島ハーモニカ倶楽部新会長 裕一

●福島ハーモニカ倶楽部

ハーモニカ倶楽部が発表会の練習をしている。

(演奏)

館林「上出来だ」
「今日はこれで練習を終えるが 最後にみんなに伝えたいことがある」
「僕は次の公演をもって倶楽部を辞める」

一同「えっ?」

館林「もちろん 会長も辞める」
「そこで次期会長に 古山裕一君を指名したい」

館林「受けてくれるかな?」

裕一「いや…あの…」 「いや…えっ?」
「僕を否定したのに な…何でですか?」

館林「君の作品はすばらしい」
「君は才能を授けられた」
「僕には求めても得られない贈り物だ」
「僕は君の才能に嫉妬している」
「ただ同時に その才能を無駄にしてほしくないとも思ってる」
「もし夢を実現したいなら 東京へ行け」
「うちのピアノを好きなだけ使ってくれ」
「卓上ピアノじゃ音楽学校は無理だ」

(笑い声)

裕一「あ…ありがとうございます」

裕一は頭を下げる。

(拍手)

●呉服屋「喜多一」裕一の部屋

メトロノームがカタカタと鳴っている。

裕一「あっ…」 「ああ~」

裕一は作曲をやめ、仰向けに寝転ぶ。

<ナレーション>

自分の将来に危機が迫っていることを 裕一はまだ知りませんでした。

裕一「楽しい…」

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