あなたは猿飛佐助という人物をご存知でしょうか。
小説に登場した架空の忍者なのですが、実は実在したとされている猿飛仁助や上月佐助がモデルとされています。
漫画「NARUTO」や現在放送中のアニメ「学園BASARA」などのキャラクターとして登場し、名前は知っているという方も多いのではないでしょうか。
そんな架空の忍者・猿飛佐助の
- 実在したモデル
- 生みの親
- 性格
- エピソード
をご紹介いたします。
これを読めば猿飛佐助の実在したモデル、性格、エピソードを知ることができますよ。
第2話のあらすじと先行カットを公開いたしました❗️
第2話は「隠密!佐助のお仕事」「お宝狂奏曲」の2本をお届けします🐒🎁https://t.co/g5SeCOgCFq#学園BASARA #学バサ pic.twitter.com/ohyLcRJHD4— アニメ『学園BASARA』公式 (@gakuen_basara) 2018年10月8日
猿飛佐助の作者は誰?
猿飛佐助は架空の人物であるとされていますが、実は猿飛佐助の名前が登場する史料などもあり、実在したのではという実在説も存在しています。
猿飛佐助の架空説
架空の猿飛佐助の設定として、猿飛佐助の父・鷲尾佐太夫は森武蔵守の家臣でしたが、森武蔵守が戦死したため、猿飛佐助と、その姉・小夜を連れ真田家の里である鳥居峠の麓に住むようになります。
鳥居峠の麓に住んでいた猿飛佐助が1人で修行をしていると摂州花隈の城主戸沢山城守の父で甲賀流忍術の開祖・戸沢白雲斎に見出されたため弟子となり、忍者としての修行を行っていました。
その後、真田幸村に見出されたため、真田幸村の忍者として仕え、この際、猿飛佐助幸吉と名前が付けられました。
大阪の陣で豊臣家が徳川家に負けると、真田幸村と共に薩摩に落ちのびたとされています。
猿飛佐助の名前が小説に登場したのは大正3年(1914年)に立川文庫の第40篇として出版された『猿飛佐助』の物語の中です。
小説家の司馬遼太郎は、小説『風神の門』において
- 猿飛佐助は明治末期から大正年間に立川文庫の作者達が創った
- 玉秀斎を中心とする作家グループが猿飛佐助と命名した
と記述しています。
このことから、猿飛佐助は架空の人物であることが分かります。
猿飛佐助に実在のモデルはいた?
猿飛佐助の実在説
猿飛佐助は架空の人物であるとされる一方、歴史学者・岡本良一は猿飛佐助は
- 江戸時代である享保4年(1719)頃に成立した『厭蝕太平楽記』の中に、真田幸村の家臣として、猿飛佐助の名前が登場している
- 『淡海故録』『茗渓事蹟』には「三雲新左衛門賢持の子、三雲佐助賢春が猿飛佐助である」と記されている
このようなことから、猿飛佐助は実在したと述べています。
また『審訓清正実記』には金ヶ崎の戦い(1570)で豊臣秀吉が浅井・朝倉軍の追撃から逃げる際、猿飛仁助が率いる3000名の盗賊に襲われようとしていた。という記録が残されています。
この猿飛仁助こそが、猿飛佐助であるという説もあります。
また伊賀下忍・上月佐助は下柘植ノ木猿と呼ばれていたこともあり、上月佐助が猿飛佐助である。という説もあります。
しかし、猿飛佐助が仕えたとされる真田幸村が味方していた豊臣家の
- 豊臣秀頼
- 淀殿
には伊賀忍者と対立関係である甲賀の忍者が仕えていたため、真田幸村に伊賀忍者で猿飛佐助とされる上月佐助が仕えていたことには少し疑問点が残ります。
猿飛佐助が実在したとして、なぜ真田幸村は豊臣家に仕える甲賀忍者と対立する伊賀忍者の猿飛佐助を、そばにおいたのでしょうか。
このような矛盾点が残るため、猿飛佐助は架空の人物であるとされることが多いようです。
しかし、架空の人物であれども、実在した猿飛仁助、上月佐助をモデルにしたことは間違いありません。
【エピソード】猿飛佐助の性格が分かる架空の逸話
猿飛佐助の登場する立川文庫の作品の中で、猿飛佐助は
- 手で印を結ぶと姿を消すことができる
- 忍術の名人であった
- 真田幸村に仕え徳川方に潜り込み、情報を得る
- 京都の南禅寺の山門に住む石川五右衛門と術比べをした
- 女性や子供など、社会的弱者に優しい人物であった
- 山賊などを懲らしめた
とされています。
このような人物であったため、忍者物の文学の中ではヒーローのような存在とされています。
徳川方に危険を犯して潜り込み、情報収集をしていたという架空の逸話から、猿飛佐助は真田幸村に対し、忍者でありながらも忠誠心を持っていたことが分かります。
また女性や子供に優しかったという架空の逸話から心優しい忍者であったことが分かります。
まとめ 猿飛佐助はどんな人?basaraよりかっこいい?
猿飛佐助の、実在したモデルや作者、性格や架空のエピソードをご紹介いたしました。
簡単にまとめると
- 設定上、忍術の達人で真田幸村に仕えていた
- 猿飛佐助は、猿飛佐助、上月佐助をモデルとした架空の人物であるという架空説がある
- 架空の猿飛佐助は立川文庫の作者達によって作られた
- 猿飛仁助、または上月佐助こそが猿飛佐助でるという実在説がある
- 架空の猿飛佐助の逸話では優しい心の持ち主である
猿飛佐助は、架空の人物とされていますが、実在したような気もしますね。
どちらにせよ、猿飛佐助はヒーローのような忍者であったため、サスケという名前は忍者の代名詞となり
- 漫画「NARUTO -ナルト-」
- 特撮テレビ番組「忍者戦隊カクレンジャー」
などに登場する忍者のキャラクターにはサスケという名前が付けられています。
そんな猿飛佐助が登場するのは現在放送中のアニメ「学園BASARA」です。
このアニメに登場する猿飛佐助は真田幸村とともに行動しながら、新聞部としても活躍し、学園随一の情報通として知られるキャラクターです。
情報通というところが、忍者らしいですね。
猿飛佐助は実在した人物かも判明していないため、肖像画などはなく実際、イケメンであったかどうかは分かりませんが、「NARUTO -ナルト-」に登場するうちはサスケや、「学園BASARA」に登場する猿飛佐助はかっこいいですよね。
架空の人物とされていますので、イケメンに描かれていても問題なしです。
これを機に猿飛佐助に興味を持った方はアニメ「学園BASARA」を見てみてください。
以上「猿飛佐助の性格やエピソード、実在のモデル」のご紹介でした。
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